ニュース
ニュース: ビッグデータで“ビッグ”な商機を 日立、医療などで世界展開
2013-06-07
インターネットなどを通じて蓄積された膨大なデジタル情報から新たな付加価値を生み出す「ビッグデータ」について、IT各社が事業化を加速させている。日立製作所が6日、欧米に研究拠点を新設し、世界市場でサービス展開すると発表したほか、NECや富士通も強みとする社会インフラなどで商品開発を進めている。顧客ニーズに即応した商品開発や生産の効率化などさまざまな応用が期待されており、各社の顧客獲得競争が激しくなりそうだ。
インターネットなどを通じて蓄積された膨大なデジタル情報から新たな付加価値を生み出す「ビッグデータ」について、IT各社が事業化を加速させている。日立製作所が6日、欧米に研究拠点を新設し、世界市場でサービス展開すると発表したほか、NECや富士通も強みとする社会インフラなどで商品開発を進めている。顧客ニーズに即応した商品開発や生産の効率化などさまざまな応用が期待されており、各社の顧客獲得競争が激しくなりそうだ。
NECは発電所や工場などの大規模プラントで膨大なセンサー情報から平常時の運用状態を自動的に検知し、異常を知らせる新技術を開発。国内の原子力発電所の訓練用施設で実証実験を行う。富士通も電通と組んで、マーケティングでの開発を推し進める。ビッグデータ事業は米IBMなどが先行。日本では製造業や社会インフラ事業などで豊富なデータが蓄積されており、富士通は「日本が世界に先駆け産業を生み出す可能性がある」とみている。
2013.6.7 msn
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130607/biz13060713500007-n2.htm