ニュース
ニュース: ロシアに予防医療拠点を開設 社会医療法人の北斗
2013-05-28
社会医療法人北斗(北海道帯広市)は28日、ロシア・ウラジオストクに予防医療の拠点を開設する。遠隔診断システムを導入し、帯広の医師が診断することもできる。政府は成長戦略の一環として医療技術の国際展開に乗り出したが、日本の病院がロシアで医療機関を開業するのは初めて。
「HOKUTO画像診断センター」は日本製の磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)などを設置。健常者を対象とした脳ドックや心臓ドックなどに加え、地元病院の依頼による患者の画像診断にも取り組む。難しい症例はVPN(仮想私設網)で画像データを送信し、帯広で診断を支援する。高度な治療が必要なら日本に患者を受け入れる態勢も整えた。
ロシア専門商社のピー・ジェイ・エル(東京・港)など日ロ4者が合弁会社を設立し、日立メディコなど医療機器メーカーが支援。経済産業省やメディカル・エクセレンス・ジャパン(MEJ)も後押しした。
日経新聞 2013/5/27
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO55521770X20C13A5TJ1000/