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「世界一」と称される日本の医療サービス、医療ツーリズムで試したいことは?
2016-02-09
中国メディア・網易は20日、医療目的で日本を訪れる中国人が増えていること、世界保健機関(WHO)から「日本の医療レベルは世界一」と評価されたことを紹介するとともに、日本が「世界一」と称される所以について説明する記事を掲載した。 記事は、日本が医療ツーリズムの振興を推進していることを紹介。その費用は比較的高いものの、「昨年上半期だけで日本大使館から1000件を超える医療目的の訪日ビザが発給されており、日本の医療健康産業に対する中国人の信用度がよく分かる」とした。 また、「医療レベル」、「医療サービスの受けやすさ」、「医薬費負担の公平性」、「国民の平均寿命」といった指標に基づくWHOの比較レポートで、中国が64位に留まる一方で日本は1位を獲得していると紹介した。 その背景の1つとして、日本の医療技術が多くの分野で世界の先進レベルを誇っており、治癒率や信頼度で顕著な優位性を持っていると説明。特に早期がん、脳、心臓、内分泌、消化器などの専門的な検査で強みを持っており、「日本に早期がん検査を受けにやって来る中国人の9%に早期がんの検査結果が出され、90%を超える人に高血圧、高血脂、高血糖などのリスクが指摘されている」との統計結果を示した。 また、日本では現在「病気になったらまず近所の医療機関で診てもらう」という原則が実施されており、「大きな病院が患者でいっぱいになるケースは比較的少ない」とした。さらに、多くの病院が商業街の近くにあることから「観光客は検査の結果を待ちつつ、その近くでレジャーやショッピングを楽しむことができる。1-2日待つのならば、温泉や富士山だって選択肢になる」と説明した。 地域的な差異が多少はあるものの、中国の食事は油分や塩分の量が多くなりがち。さらに、生活レベルの向上に伴って体を動かす機会が減り、肥満や生活習慣病に罹るリスクは高まっている。健康意識の高まりもあって、中国人観光客にとって日本の進んだ技術による各種検査は「少なからぬお金を出しても受けたい」魅力的なサービスコンテンツとなっているようである。
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