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ニュース: アベノミクスで輸出拡大へ期待 「医療機器・サービス関連」10銘柄


2013-04-15

アベノミクスの「3本目の矢」が成長戦略だ。6月にも具体策が打ち出される見込みで、株式市場でも関連銘柄に思惑買いが広がっている。医療関連の機器やサービスもその一つで、国内市場にも成長余力があるほか、輸出拡大への期待も集まる。

 厚生労働省の調べによると、医療機器の2011年の生産金額は前年比5・5%増の1兆8084億円と2年連続で増加。少子高齢化を背景に国内の医療関連分野は成長市場だ。

 政府も医療分野を戦略産業として育成する司令塔として2月に「健康・医療戦略室」を立ち上げた。また、医療関連機器やサービス輸出を目的に、官民共同の組織立ち上げも決定。医療機器メーカーを中心に18社が参加し、成長市場の新興国などでの販売を後押しする。

 「医療機器もデジタル技術の導入が進んでおり、電機メーカーにとって保有する技術を活用する余地が大きい。消費者向けの商品と違って価格が下落しにくく、利幅が大きいというメリットもある」(電機担当アナリスト)という。

 政府は医療機器の承認期間を短縮することで機器の実用化を早め、国際競争力をつける狙いがある。

 業務や病院経営の効率化を支援する医療周辺サービスの普及も広がっている。ホギメディカルでは、滅菌バッグから医療分野に参入し、手術ごとに必要な備品をパック化した手術キットを販売するようになった。

 大研医器は、血液や痰などの液体を空気に触れさせずに使い捨ての袋へ吸引させる真空吸引器を手掛けており、二次感染の予防や吸引器清掃の簡略化に貢献している。

 すでに直近の業績が好調な企業も多いが、投資家の一部は、今後の市場拡大に沿った業績上乗せを視野に入れている。

 ただ、「EU(欧州連合)も日本との経済連携協定(EPA)交渉で、医療機器などの市場開放を迫っており、内外メーカー間の競争が激化する可能性もある」(前出のアナリスト)とされ、官民の結束力が試されることになりそうだ。

 

 

zakzak 2013.04.15

http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20130415/inv1304151202000-n1.htm