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ニュース: 米国患者に重粒子線治療、放医研・米大治験 欧州機関も参加


2015-01-21

放射線医学総合研究所と米テキサス大学、米カリフォルニア大学などは、がんだけを狙い撃ちする重粒子線治療で、米国の膵臓(すいぞう)がん患者を対象にした臨床試験(治験)を2015年中にも始める。米国の患者が日本などを訪れて治療を受ける。重粒子線は日本が世界の先頭を走る先端医療技術で、政府は装置やノウハウの輸出を後押ししている。

 重粒子線を使う治療は一般的な放射線治療と違って正常な細胞を傷つけずにがん細胞だけを狙い撃つ。放医研は膵臓がんや肺がんで9000人を超す治療実績があり、世界をリードしている。

 治験には、日本の群馬大学や九州国際重粒子線がん治療センターのほか、ドイツやイタリアの医療機関も参加する見通し。まず膵臓がん患者を対象に2~3年かけて効果と安全性を確かめる。

 

 テキサス大のハク・チョイ放射線腫瘍科長は「重粒子線はエックス線を使う従来の放射線よりも治療効果が高い」と期待を述べる。米国には重粒子線施設がないが、米国の2大学は近い将来、学内に施設を建設して治療を始める計画だ。

 

2015/1/19 日経新聞 

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO82131170Z10C15A1TJM000/