医療産業の海外戦略コンサルティング企業  ㈱ボーラボ

お気軽にお問い合わせください お問い合わせ 海外医療の求人・就職
海外の病院などをご紹介、まずはご登録ください。
求人フォーム

海外医療機関などご紹介
まずはご登録ください。

求人登録フォーム

ニュース

ニュース:医療目的で海外を訪ねる中国人が増えているのはなぜか


2014-12-16

シンガポール華字紙「聯合早報」、香港紙「サウスチャイナモーニングポスト」などの海外メディアの報道によると、ますます多くの中国人が、アメリカ、イギリス、ドイツ、シンガポール、韓国などの医療技術が進んだ国で治療を受けている。1人当たりの医療費は15万ドル前後に上り、患者の70%は癌を患っている患者だという。

 

海外で治療を受けている中国人の数はまだ大きいとは言えないが、海外で治療を受ける人は増加傾向にある。有名人やお金持ちのみならず、海外で治療を受ける経済的余裕はあるが富裕層とは距離のある中産階級までも、海外で治療を受けるのは何故か。

 

一部専門家の分析によると、中国の医療サービスと医療技術への不信が主な原因だ。そして、医療資源の深刻なアンバランスも、診療を受けることを難しくしているもう一つの要因だ。中国では、主要医療資源は北京、上海、広州などの大都市に集中していて、有名な病院と専門医には毎日全国各地から大勢の患者が集まる。

 

中国の医療水準と新薬開発が先進国に大きく水をあけられていることも、中国人が外国での治療を選択する理由の一つだ。

 

公立病院に医療資源が過度に集中していることが、治療を受けるのを難しくしており、医師の長時間診察をもたらしている。不合理な医療保険制度によって医療保険待遇の不公平が生じている。医薬市場への必要以上の規制で、国内の医療技術と新薬開発の原動力が欠如している。外国の新薬も、合法的なルートで輸入して患者の需要を満たすことができない。以上の現象はいずれも、中国国内の医療条件と薬品の質が患者の望み通りになっていないことを意味する。(作者は深セン大学の副教授)

 

2014年12月16日 新華通信 

http://www.xinhuaxia.jp/social/55569