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ニュース: 日本の医療機器・サービスを世界に売り込む 山本 修三さん
2013-09-29
日本の医療機器などの輸出拡大に取り組む一般社団法人「メディカル・エクセレンス・ジャパン(MEJ)」の初代理事長就任から5か月。
10日から、茂木経済産業相と大手医療機器メーカー8社のインド訪問団に同行、日本の医療機器のPRに奔走した。医療の海外展開を成長戦略の柱に掲げる安倍政権の期待を担っての、本格始動となった。
医療分野の貿易赤字は年間3兆円に上る。アジア病院連盟会長などを歴任する中「海外に優れた機器を援助しても、医師の交流がなければ輸出につながらない」と感じてきた。日本の強みである医師や看護師らの技術やホスピタリティーも売り込みたいと考え、理事長に就任した。
30~50歳代まで、横浜市で外科医として交通事故負傷者の治療にあたった。この間、コンピューター断層撮影法(CT)など技術の進歩で、応急措置の水準も向上した。優れた機器を海外にも広めたいという思いを、救命救急の最前線で強めた。
日本の医療現場の改革も目指す。「国民皆保険の長所をいかしつつ、規制緩和で海外の新しい風を取り入れたい」と考えている。(政治部 上村香代)
(2013年9月26日読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=85259