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ニュース: 北斗、ロシアに画像診断施設 高度医療の需要開拓


2013-05-27

社会医療法人北斗(帯広市)が28日、ロシア・ウラジオストクにHOKUTO画像診断センターを開設する。現地の医療水準や人口規模などを勘案、「日本の高度医療を求める潜在需要は大きい」と判断した。政府が進める日本発の医療技術の国際展開に向けたモデル例になるとともに、道と極東ロシアの交流拡大にも弾みがつきそうだ。

 同センターは広さ約640平方メートル。日本製の磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)、超音波診断装置、ABI動脈硬化測定装置などを備える。スタッフはロシア人が医師ら18人、日本人が技師ら5人の体制。1日当たり30人程度の受診を想定している。

 主力業務は健常者を対象とした脳ドックや心臓ドックなど。脳卒中や心臓疾患、がんなどの早期発見につなげる。地元病院の依頼に基づく患者対象の画像診断も実施。遠隔診断システムを導入し、現地からVPN(仮想私設網)で画像データを送信、帯広で診断を支援する。高度な治療が必要なら日本に患者を受け入れる態勢も整えた。

 北斗は現地で保養施設を運営するストロイチェリ、建設機器商社アキラと提携。ロシア専門商社ピー・ジェイ・エル(東京・港)を加えた4者で合弁企業を設立した。センターはストロイチェリの施設を一部改修・増築して開設する。28日に日ロ両国政府関係者らを招いて記念式典を開く。

 

 北斗は北斗病院(帯広市)、北斗クリニック(同)、十勝恵愛会病院(上士幌町)などを運営。医療ツーリズムを重視し、中国などから受診者らを受け入れた実績がある。

 

日経新聞 2013/5/27

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFC2700G_X20C13A5L41000/