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介護ロボ、年1万台量産 タイのCTアジア、高齢化へ能力確保


2017-06-24

介護ロボ、年1万台量産

 

 

タイのCTアジア、高齢化へ能力確保

2017/6/24

 

【バンコク=岸本まりみ】タイのロボット開発会社、CTアジア・ロボティックスは介護向けロボットを量産する。受託生産会社と組み、最大年1万台の生産能力を確保した。急速に高齢化が進むタイ国内の高齢者施設などのほか、日本への輸出も増やす。

 

 

CTアジアのチャラムポンCEOと同社のロボット「ディンソー」(バンコク)

 2009年設立のCTアジアは東南アジアでは数少ないロボットベンチャー。名門チュラロンコン大学出身のエンジニアなど約80人を抱え、域内でのロボット競技会で受賞歴もある。

 

 量産するロボット「ディンソー」は、高齢者が一定時間以上動かなかったとき介護者に知らせるなどの見守り機能を備える。薬を飲む時間を知らせたり、ヒトと会話したりする機能も持つ。

 

 価格は8万5千バーツ(約27万円)。数は少ないが、長野県の高齢者施設などへの納入実績もある。

 

 首都バンコクのメーカーとこのほど生産委託契約を交わした。17年は1000台を生産する。チャラムポン最高経営責任者(CEO)は「来年には5000台の受注を目指す」と話す。

 

 国連の推計では、タイの65歳以上人口の割合は2030年には19%に達する。15年間でおよそ2倍になる見込みで、東南アジアの中で高齢化がいち早く進んでいる。

 

出所:日経新聞