ニュース
ニュース: 韓国の医療技術・システム サウジアラビアに伝授へ
2013-04-10
韓国の進んだ医療技術・システムをサウジアラビアに伝授するプロジェクトが進められる。両国の保健当局はこのプロジェクトを「ツイニング・プロジェクト」と命名した。
韓国保健福祉部の陳永(チン・ヨン)長官は9日、来韓しているサウジアラビアのアブドッラー・アル=ラビーア保健相と会談し、こうした内容を含む保険・医療6分野の包括的協力で一致した。医療機関同士のツイニング・プロジェクトのほか▼公営病院の設計・建設▼医療陣の教育・研修プログラム▼医療陣と専門家の相互訪問▼保険・医療の研究・開発(R&D)と医療技術の移転▼医療情報技術――の各分野で連携する。
ツイニング・プロジェクトは、韓国の医療機関が医療に関する技術やシステム、文化などをサウジアラビア保健省傘下の公営病院にそのまま移転し、経営やサービスの質を高めるというもの。
ひとまず、サウジアラビアの病院「キング・ファハド・メディカル・シティー(KFMC)」にある脳映像科学センターや神経基礎科学研究センターなどの構築・運営に向け、嘉泉大学吉病院、サムスンソウル病院など韓国の病院がそれぞれ技術やシステムを伝授する。
また、公営病院の設計・建設と関連しては、サウジアラビアの4地域にそれぞれ400病床規模の施設を設立するメディカルタワー構築事業を進める。韓国は先月、同事業の提案書を発表した。
韓国側は併せて、サウジアラビア医療陣の教育・研修プログラム、韓国人医師の同国訪問を通じた現地医療陣の教育・コンサルティングプログラムについても、2月に提案書を出している。
朝鮮日報2013/04/09
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/09/2013040901964.html