医療産業の海外戦略コンサルティング企業  ㈱ボーラボ

お気軽にお問い合わせください お問い合わせ 海外医療の求人・就職
海外の病院などをご紹介、まずはご登録ください。
求人フォーム

海外医療機関などご紹介
まずはご登録ください。

求人登録フォーム

ニュース

ニュース: 北斗病院、ロシアと医療連携本格化 初の患者受け入れ


2013-10-17

 北斗病院(帯広市)は今月末をメドにロシア極東から患者を受け入れる。同病院を運営する社会医療法人北斗(同)が5月末にウラジオストク郊外に開設した画像診断センターと連携。ロシアで診断し、帯広で治療する第1号のケースとなる。来月以降、日ロ両機関による医療連携が本格化する見通しだ。

 受け入れるのは腰痛を訴えているロシア人男性患者。同センターで腰椎磁気共鳴画像装置(MRI)検査などを受診、椎間板ヘルニアと診断された。北斗は症状や患者本人の希望などを勘案して日本での治療を決定。今月末にも帯広に移送し、10日間から2週間程度入院する見込みとなった。

 同患者に続き、第2、第3の患者移送準備も進めている。いずれもMRIやコンピューター断層撮影装置(CT)などの検査でがんの疑いが濃厚となり、日本での加療を望んでいるもよう。

 同センターは日本製MRIやCTのほか、超音波診断装置、血圧脈波検査装置などを備え、脳卒中や心臓疾患、がんなどの早期発見に取り組む。6月6日の本格稼働から4カ月余で受診者数は2000人を突破。検査機器は「ほぼフル回転の状態」(北斗)という。

 

 VPN(仮想私設網)を通じ、MRIなどの画像データを帯広に1日数百枚分を送信。北斗病院の専門医が診断を支援するとともに、高度な治療が必要なら患者を受け入れる態勢も整えている。

 

日経新聞 2013/10/17

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFC1600O_W3A011C1L41000/